2005-01-01から1年間の記事一覧

最近のキーワード

俺の中で「いまコレが面白い!」と思っているのはキーワードがいくつかある。この二ヶ月あまりの間に溜まったものなんだけど、ちょっとメモっとく。 互恵主義、共同体、倫理、等価交換 まずこれ。いや、等価交換の関係だと、費用と便益という考え方ができな…

心を入れ替えました

ちょっと忙しくて日記を更新するのをやめていたらこのとおり。 いやいや、毎日少しずつでも書かないといけないなぁ、と思いましたよ。心を入れ替えて、今後は毎日がんばることにします。

すとれい・しーぷ

すとれい・しーぷ (デルタコミックス)作者: ベンジャミン出版社/メーカー: マイクロマガジンシャ発売日: 2003/05/01メディア: コミック クリック: 277回この商品を含むブログ (3件) を見るやっとベンジャミンのコミックスを入手。ツリ目が好きなんだろうな俺…

Life Is Peachy?

Life Is Peachy ? (TENMAコミックス LO)作者: 鬼束直出版社/メーカー: 茜新社発売日: 2005/05/14メディア: コミック購入: 7人 クリック: 28回この商品を含むブログ (11件) を見る鬼束直の初作品集。話としては最初期のほうが好みなんだが。

コミュニケーションと馴れ合い

「コミュニケーション」と「馴れ合い」の違いについて、そして「言論の自由」について、最近考えている。コミュニケーション能力というのは、利害関係が対立する相手との調整能力に他ならない。そういう意味において、コミュニケーションは馴れ合いとは違う…

大衆とオタク

最近、書くことがあまりない。というのは俺の語りたいことはすでにオルテガが語っているからだ。終着点は異なるが、大衆の存在を抜きにしてオタクの存在は語れない。

電波祭り

昨日、ロフトプラスワンの電波祭りに行ってきた。まぁイベント自体がどんな内容だったのかは、2ch なり他のブログなりで解説されているだろうから俺が書くまでもないだろう。俺がこのイベントに参加した目的は本田氏の人となり、それから電波男の文脈をより…

まるで「イデオロギー」と「イデオロギー論」のようだ

解説者の立場によって用語の意味は変化する。ちょっと自分の立ち位置に無自覚なんじゃねーの? 用語には「なぜ名前を付けるか」という目的がある。用語を作るのに、ちょっと無目的過ぎんじゃねーの? そして議論一般についても同じような傾向があるのではな…

中二病,高二病,大二病

えーと、こっちで気になるのは用語の定義の話ではなくて、用語の成立までの経緯だ。カテゴライズによるメタゲームだということまではわかる。しかし「中二病」成立までの経緯は知らんので、誰がこんなメタゲームやっていたの?というところが気になってしか…

サークルクラッシャー

まず簡単にこの呼称が成立した背景を説明しておきたい。世間一般で次のような現象がしばしば確認されている: 男性のみによって構成されている、たいていオタクっぽいサークルがある。サークルはうまく運営されている。 少数の女性がそこに入ってくる。 恋愛…

議論における立場、議論の目的

はてなで「サークルクラッシャー」や「中二病」というキーワードを見るにあたり、最も気になるのは用語解説を書く人の立場、そして用語を作る人の目的である。

そんなことはない、と言いたい

僕が関われるレベルの女なんて、そもろくな女がいねぇと知ってからは 816氏の考え方が一番正しいような気がします。近くに寄っちゃうからいけない。 綺麗なとこだけ見てりゃいいのよ。接触は少なければ少ないほどいい。 自分の頭の中で補完出来るから。そも…

ちなみに

宮台がこの権威主義と原理主義の問題について出していた回答は、「草の根で活動しても遅すぎる、共同体のトップと直接対話しろ」という身も蓋もないものだった。悲しいけど日本じゃ正論だな。でも…そりゃあんたが都立大助教授だからできる技だよ!

原理主義と権威主義

原理主義というのは、なんらかの原理原則に身を委ねる態度のことである。身を委ねる相手は原理という法則であり、法則が導き出す結論は客観的に確認可能だ。また法則にはさまざまな種類があること、適用可能な問題領域が限られていることがわかっている。例…

暴力について

ピンカーによれば、暴力というのは次のような条件が揃った時に、特に発生しやすいという。 権力をもった統治機構がない 貧富の差が激しい 財産を簡単に奪われてしまう 完全か不完全かはともかく、経済においてはこれらの条件に対してそれぞれ対策が練られて…

恋愛論とオタク論

ふたつほど理屈をこねてみた。オタクの恋愛論で議論を進めるにあたって、よかったら使ってみてほしい。

その他の作家

俺はオバコン気味なので、吉川ラベリ「忘却貞淑」、葛城ゆう「おかあさんといっしょ」がよかったな。特に吉川ラベリは口紅を塗った大きな口がエロい。いままで三次元では「大きな口はエロい」と良く言われていたものの、なぜかエロマンガでは見ることがなか…

くやしい。なんで悔しいかって?それは「交換可能なヒロイン」というテーマで俺がエロライトノベルのシナリオを考えていたからだ。先を越された感がある。いや、俺のは単なる趣味の創作なんだけどさ…しかし Cuvie はさすがだ。俺が知る限りここまで深読みさ…

美少女的快活力

雑誌。俺が定期購読している雑誌は少ない。特にエロマンガ雑誌は LO だけだ*1。作家の確認のために幅広くちょいちょいと不定期に買っている。こういう買い方の悪いところは、読者投稿に興味があってもなかなかやりづらいところ。LO には読者投稿ないしね。い…

三連続飲み会

日記を更新する暇もできるというものだ。おかげでいくつか書きたいことが溜ってきた。

女性の方からの意見

4/16, 4/17 の日記にコメントしていただいた。なるほど、日記を書いているとこういう反応が来るのは面白いな。ありがたい。まず 4/16 のほう。 女は「受け入れる性」ですから、安心できる相手じゃないとセックスできないんです。 そして安心と愛情はとても近…

飲み会

会社の偉い人と。女の子を紹介するよ、と誘っていただいたが、まぁ、俺のダメっぷりについてくる女の子を期待するのは間違っているので、気持ちだけありがたく頂いておく。

よくない傾向

小飼氏に対する再反論のまとめを書いてた。後は何にもなし。いちおう吉川かば夫の「巨乳のある風景」を読んだが、ちょっとコメントする気にならない。ISBNもまだ出てこないし。悪い作品じゃない。いつもどおりの吉川って感じ。吉川についてはこれ一冊でなく…

ライトニングレディ

ライトニングレディ―龍衣変身シアディロン (二次元ドリーム文庫)作者: 葉原鉄,あぼしまこ出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション発売日: 2005/04/01メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る作者は葉原鉄。この人の作品は初…

俺の倫理観の表明

理屈というものは、自分のためにこねるものではない。他者を理解し、自分にとって不愉快な行為を受け入れるためのものだ。いくら大人びて見えたところで、十代はまだ若い。お互いに傷つけあうこともある。俺とていろいろな人を傷つけた。それはある程度仕方…

社会ダーウィニズム

id:SAGISAWA さんのところから孫引き。 フロムとアドルノも同じような分析しているよ。批判理論。値段の付けやすいものと値段の付けにくいものに選択を分けて前者を取り入れ後者を排除するように資本市場は神の見えざる手によってオートに動くと言っている。…

分析ではなく感想

電波男は興味深い本だ。しかしいったい、本田がこの本を書いた理由は、いや動機はなんなのだろうか。電波男は怒りとやさしさがある。本田は自分のため、とうそぶくが、そんなわけはない。ほんとうに自分だけのためなら愛など語る必要はないし、その資格もな…

もっとおまけ*2

あー、わかった。つまり俺は、小飼氏が主張するような恋愛を「十代の恋愛」だと考えているんだな。十代はまだ子供だから、傷つけあっても仕方がない。でも、そこでいろいろなことを学ぶに違いないと考えているわけだ。たとえば、現実の恋愛では誰も幸せにな…

さらにおまけ*1

俺の主張を端的に言えば、次のようになる: オタクと DQN が異なるものであることを認めていただきたい。 オタク、つまり「迷惑をかけたくない努力を肯定する人達」が存在することを認めていただきたい。DQN の方々はこれに気がついていないか、認めていない…

さらに

本田氏が「女達から拒否された」わけではなく、「脳内彼女を優先して現実彼女をソデ にした」という指摘は元Entryで指摘したとおり。 そうではなく、p.14 に代表されるような「女の制空権に入って撃ち落とされる」逸話の方だと思うんだけど。本文中かしこで…