2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

処女だけどお尻は開発済み、って萌えるよね!

トニオさんとこで apesnotmonkeys 氏が言ってることが興味深い。 私が「保守的な道徳こそが非モテを自縄自縛に追い込んでいる」と書いたのも同じ趣旨なんですよ。「処女にして娼婦」というのは保守的な性道徳をもつ(異性愛の)男が抱きがちな女性像なんです…

憎しみは憎しみを生む、という簡単なことがわからない非モテは嫌われて当然

という言説がまた憎しみを生むという悪循環。非モテのお父さんを目指そう、と思います。

非モテ論テーマ

倫理的側面 モテ非モテの格差が大きくなることはいいことなのか、悪いことなのか。恋愛市場のなりゆきに任せる、という態度はいいことなのか悪いことなのか。市場に干渉するとすれば、どういった態度でどこまで干渉すべきなのか。 社会的側面 恋愛市場の構造…

非モテ論よくある誤解FAQ

Q1. そんな提案や批判をしても、君が非モテから抜けられるわけじゃない。もっと手っ取り早く非モテから抜けられる方法があるのに、何でそんな無駄なことをするの? A1. 非モテ論者がする提案や批判は、当の非モテ論者個人を救済するためのものじゃないんだよ…

ウケミンという発見

ウケミンという言葉をご存知だろうか? いや俺つい先日まで知らなんだ。世の中にはそういう専門用語があるんですね。俺は確実にウケミンだな。それだけじゃなく、職場にいる同年代の男もほとんどがウケミンだ。いや、過去の記憶を思い返しても、俺の実感では…

間違ってる?

喪男道に端を発したやり取りのなかでいつも思い返していたのは、 id:shinichiroinaba:20051218 で紹介されていた古賀徹の『破片』だ。 その人たちのやろうとしたこと、目指したことに異論がないのなら、その行為を侮ったり、「間違っている」というのはどう…

まだるっこしいわ!

id:VanDykeParks2:20060125 に関しては、もっとぶっちゃけようよ、ってのが俺の言いたいところ。ええと、覚悟氏の「するな!」っていう発言に強制力がないのはトニオ氏も知ってるわけだよね? だったら無視すりゃいいじゃん。それなのにトニオ氏は「そうやっ…

モテは実在しない

《反・非モテ》に属するか、《非モテ》に属するか、というのは単なる偶然で決まる、ささいなことである。 《反・非モテ》が考える《非モテ》など実在しない。《反・非モテ》が語ることとは、自分自身に含めたくない負の部分を《非モテ》をテクストとして語る…

それでも言葉は通じてしまう

http://shrak.blog17.fc2.com/blog-entry-221.html で端を発した話題は、http://krafty.jugem.jp/?eid=65 にいたって、まるで権力者が HIV 全般について断罪するかのような記述となっている。こりゃいったいなんなんだろう。

コンビニ売りエロ雑誌で作家チェックをする愚

雑誌的に縛りが厳しいよね…これで判断するのは気が引ける。

ハイデガーは関係ないだろ、ハイデガーは

id:VanDykeParks2:20060123 にて。この人の意見は、ハイデガーを持ち出すまでもなく、『倫理観は個人のものだから、それを理由に他者を批判すべきじゃない』ってことだ。えーと、この意見は批判と強制を取り違えてる。倫理観は他人に強制すべきじゃないが、…

フーコーって風子のことだよね!たぶん萌っ子だよね!

どの風子を思い出すかはお任せしとくけど、とりあえず俺が思い出してるのは「基準の策定こそが権力」って言ってたミシェル風子ですよ。id:maroyakasa:20060118 にて。 でも、私は最近、本当の敵は「モテ基準」なんじゃねぇのかなぁ、と思うようになって来た…

嫌オタク流・紹介文

嫌オタク流作者: 中原昌也,高橋ヨシキ,海猫沢めろん,更科修一郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/01/24メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 120回この商品を含むブログ (145件) を見るまだ読んでないがひとつだけ。紹介文だ(そこにケチをつけるのも…

悲鳴を聞きたくない派

非モテたちの上げる悲鳴を聞き流せない、という意味で、この人たちは優しい。しかし、非力なんだな。非モテに対して何もできない。だから彼らはこう言う。「仕方がないだろ、受け入れろよ」「たかがその程度のことでわめくな」ってね。自分が目をそらすこと…

鯛男派

モテたい男。そのために非モテ的価値観を捨てる必要があると考えている。モテ的な価値観を身に着けるために、敢えて痛烈に非モテを非難してみる。そういうタイプの男。あー、たぶん、多くの時間と労力をかけて、お前は将来《幸せな男派》に移行するだろう。…

幸せな男派

幸せならそれはそれで構わないんだけど、その中でも非モテに文句をつけるような奴は気をつけたほうがいい。お前らカップルの関係がニセモノである可能性が強い。コミュニケーションはそうそう簡単に実現できるものじゃない。その困難さを理解している人間は…

女の子に期待しない派

女の子との間に愛情なんて築けるわけねー、挑戦するだけ無駄、と思っているタイプ。結局のところ、この位置に落ち着く男は多い。人生は有限だし、男がやりたいことは結局恋愛の外にあることが多い。そうはいっても世間的に女の子は必須ということになってい…

男の反・非モテについて

先日は反・非モテ論者の女の子について考えてみた。今日は反・非モテ論者の男について考えてみる。とりあえず、反・非モテ論者自身と女の子との関係性という点に着目して考えてみる。大雑把であるので抜けや誤りがあるだろう。ちなみに、その存在が分かりき…

泣き言

…あー、もう、みんな弱いんだよ、どうにもな。非モテたちは、どう説明したところで弱い。この現代社会の中ではね。それは取り繕いようがない。でも故意に、また無意識にも俺らを追い込んでるところの人たちもまた、どうしようもなく弱いんだ。俺だってもちろ…

幸せな人派

この人たちは、基本的に幸せなの。その幸せをできることなら分けてあげたいと思うわけだ。だから、自分がうまくいった方法を伝えようとする。これはすばらしいことだ。ただ彼女らのいただけないところは、ほんとうに素朴に、自分自身を基準に考えてしまうん…

付和雷同派

この人たちは基本的に他人に興味がない、というか他人の人生に興味がないのね。だから悪意もない。みんなが非モテをたたくなら、一緒になってたたくほうが楽。「そんなのあたりまえだよ」とばかりにみんなと同じ行動をとることができる。彼女たちの特徴は、…

DQN 派

いわずもがなのひとたち。

フリーセクロスから後戻りできない派

未だに社会に強い影響力を持っている第2次フェミニズムは性欲や性的な嗜好についてかなり甘い見解を持っている。性交渉そのものはあまり重視していなくて、「二人の合意があればそれでいい」とばかりに放置気味。妊娠や中絶、レイプ、性病、売春などの目に見…

フェミニズムから後戻りできない派

負け犬女と呼ばれるひとたち。かつて、近代的人間観(男女の性差は肉体的なものであって、精神的には差がないはずだ!という理想というか、妄想)に基づくフェミニズムが大流行していた。その主張にさらされたことによって、現実との折り合いが付けづらくなっ…

反・非モテについて

非モテ論ではよく女のコの批判が挙がる。でも、的を射ていないように感じることが多い。非モテ論に目を通したことのある女性もそう感じることが多いんじゃないかな。恐らくそれは、さまざまな反・非モテ派閥の女の子を一括して扱っているからだ。そういうわ…

脱オタファッション

非モテ論客が、友人知人の親切心から脱オタファッションを迫られることもあると思う。そのとき「それじゃ内面を見てくれない」と反論すべきじゃない。反論したいのであれば、「それでは俺が救われるだけであって、俺と同じようなやつらを助けることにならな…

ふたつのベクトル

二つの自分がいるな。恋愛の敷居はもっと低くていい、という自分と、コミュニケーションの深みを追及したい自分と。とはいえ、両者ともひとつの大きな全体像の部分でしかない。俺はトートロジーに飽き飽きしているがゆえに異物とのコミュニケーションを必要…

だって男の子だもん

だって男の子だもん―ショタ系コミックス (ももまんじるし)作者: かげちん出版社/メーカー: モエールパブリッシング発売日: 2005/11メディア: コミック購入: 2人 クリック: 127回この商品を含むブログ (6件) を見る作者はかげちん。ぶわっはっはっは、いやー…

♪トレイントレイン〜

俺が倫理的に認めがたい行為と考えているのは、弱者が、自身が弱者であることを免責の理由にし、さらに弱者を搾取する、そういう行為だ。現代の問題はこの構造をとっていることが多い。例えばアメリカだ。かの国の立場から考えてみよう。アメリカの外交政策…

覚悟氏に向けて

喪男道 モテナイ男の団結で引用された部分に補足させていただくと、俺がそこで出したマイノリティ/マジョリティってのは、フーコーの考える権力の構造を念頭に置いていたんだよね*1。革命に必要なのはマジョリティになることじゃなくて、権力が自己組織化す…