オタク・フェミニズムですか

なるほど、わかりました。

俺個人の感覚では、オタクは結婚や家族関係のあり方など、社会的事項ついて保守的なことが多いんじゃないかと思っている。その意味ではオタク・フェミニズムは第三期フェミニズムのひとつなんじゃないかな。その上で、オタク・フェミニズムが解決すべき問題があるとすれば、ポルノとオナーニとセクースの社会的な意味の再配置だろう。もちろん、萌えは広い意味でのオナーニグッズだ。

ただなぁ…フェミニズムは流行らないんじゃないかなぁ。いまどき、自分がフェミニズムでより大きな便益を得られると考えている人間がどの程度いるのだろうか。

それに、第二期フェミニズムが流行ったのは、家庭という極小規模の集団中に抑圧者と被抑圧者がいたからなんじゃないだろうか。女性はそこに「フェミニズム」という運動を持ち出すことで直接交渉の余地を作ることができた。運動の内容は実はどうでもよかったんじゃないか。そして個人と個人の直接交渉なら、感情論でも戦うことができる。そういう、草の根の運動が実を結んだわけだ。一方、電通とオタクはせいぜいマスメディアという巨大な業界の中で隣接している程度だし、個人と個人の直接交渉もできない。

確かにオタクのセクシュアリティのあり方を確立する何かが必要なんだろうな。poge さんも言っているが、それはもはやフェミニズムという名前のものではなくなりそうだ。